タベサナエ Trigomphus citimus tabei

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タベサナエ Trigomphus citimus tabei (Asahina, 1949)

体長:42㎜~46㎜内外

成虫出現時期:2月下旬~7月上旬

分布:静岡県西部および愛知県・岐阜県・福井県から鹿児島県(九州)本土まで分布する。

生息環境:丘陵地の樹林が接した池、湿地、砂防ダム、それらに付随する暖流、側溝

備考:(生態)愛知県ではオグマサナエと混生する場所で観察したが前種よりやや小規模の池を好む印象で、成熟前の個体が水域周囲で摂食活動をしていた。餌となる小さな虫の移動に合わせて池の土手の荒地と林縁の樹上を行き来するのが観察できた。正午前後の気温の上がる時間帯が活発で、半成熟♀が池にダイブして水浴びする個体も見られた。成熟期前半の♂は池の土手の地面や植物などに止まって縄張りを形成し、時折他の♂と鉢合わせると争う。愛知県では4月第2週の時点では水域でのパトロール飛翔や産卵は見られなかった。

島根県では5月上旬に水域や樹上での縄張り♂を多数観察。止水域はもちろん渓流環境でも見られた。また、水田脇の緩やかな細流や、溜池横の僅かに水がたまった停滞水路の様な側溝などの小規模な水域でも活動する。

(形態)本種は前肩黄色条が無い個体が多い。同属他種に比べて♂では副性器が大きく、♀では腹部第10節がやや短い。♀の腹部第3節の黄色斑はL字型また逆L字型の個体が多い。

小型サナエトンボの識別

 

♂老熟 島根県 2026年5月

 

♂成熟 愛知県 2026年4月

 

♂半成熟 愛知県 2026年4月

 

♂未熟 愛知県 2026年4月

 

♀成熟 島根県 2026年5月

 

♀成熟 愛知県 2026年4月

 

♀半成熟 愛知県 2026年4月

 

♀未熟(前肩条発達型)愛知県 2026年4月

 

↓タベサナエの動画(筆者撮影)