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黄昏ヤンマの観察

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近年発見したポイントでは昨年の7月中旬に少数のマルタンヤンマ未熟個体を目撃していたので6月中に行けばもっとチャンスがあるだろうと考えて出かけました。

18時前に到着すると、いつもの路上の高空を飛ぶ1頭のヤンマを発見。翅が透明で腹部もくびれており一瞬オオギンヤンマかと思いましたが若いマルタンヤンマのようです。しばらく見ていると居なくなりました。茂みに入ったようです。入ったと思われるあたりを見に行くと薄茶色のヤンマが飛び出したので咄嗟にネットを振りましたが逃げられました。しばらく周囲を探しますが見つかりません。逃げた方角と逆方向を見に行くと、荒地の木立の横で狭い範囲を緩やかに往復飛翔する先程のシルエットを発見。6mの竿で何とか採集するとマルタンヤンマの未熟な♂でした。時間は18時過ぎです。まだ青みの一切ない完璧な未熟個体で羽化して1日から2日と言ったところでしょう。

マルタンヤンマ♂未熟

 

ネアカヨシヤンマ♀未熟

 

その後は暗くなるにつれてネアカヨシヤンマが増えてきて、あちこちで飛び回っている状態です。あまりトンボが生息しているようには見えない場所ですが、こんなに多数のヤンマたちが居たとは興味深いです。

観察時期:6月下旬

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キイロヤマトンボの観察

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近年キイロヤマトンボの記録が各地で増えているようなので特に力は入れていませんが既産地の確認と新市町村での記録を狙って出かけてみました。

まずは新規の場所に行ってみました。この日は気温が高すぎて大型のトンボは全く見かけませんでしたが、代わりにシオカラトンボの♂型♀を採集できたのは収穫でした。

シオカラトンボ♀成熟(♂型♀)

 

あまりにも暑いので休憩を挟み一昨年見つけた既産地での黄昏飛翔を観察することにしました。この産地は5月の発生初期の個体数は少ないのですが6月中旬からはかなり多くなります。

キイロヤマトンボ♂未熟

最高気温は30℃を超えていましたので活動が盛んになり始める15時頃現地に到着してポイントを見て回ります。風が少し出てきましたがキイロヤマトンボは樹林の風よけになる空間に集まり始めていました。

キイロヤマトンボ♀未熟

飛翔は断続的に18時半頃まで見られましたが未熟個体が多かったです。ちょうど遅生まれの個体のピークなのでしょう。みな狂ったように飛び回り小さな虫を捕食していました。

キイロヤマトンボ♀成熟

この日は日没直前の飛翔はありませんでしたが、今年も多くの個体を確認出来て良かったと思います。

観察日:2024年6月14日

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