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アキアカネ成熟♀
埼玉県南部でも日中の最高気温29度で涼しく?なり、1週間前には居なかったアキアカネが多数現れました。ギンヤンマの数は前回よりも少ない感じでした。
コノシメトンボ♂成熟
コノシメトンボ♀成熟
観察日:2025年9月25日
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近年発見したポイントでは昨年の7月中旬に少数のマルタンヤンマ未熟個体を目撃していたので6月中に行けばもっとチャンスがあるだろうと考えて出かけました。
18時前に到着すると、いつもの路上の高空を飛ぶ1頭のヤンマを発見。翅が透明で腹部もくびれており一瞬オオギンヤンマかと思いましたが若いマルタンヤンマのようです。しばらく見ていると居なくなりました。茂みに入ったようです。入ったと思われるあたりを見に行くと薄茶色のヤンマが飛び出したので咄嗟にネットを振りましたが逃げられました。しばらく周囲を探しますが見つかりません。逃げた方角と逆方向を見に行くと、荒地の木立の横で狭い範囲を緩やかに往復飛翔する先程のシルエットを発見。6mの竿で何とか採集するとマルタンヤンマの未熟な♂でした。時間は18時過ぎです。まだ青みの一切ない完璧な未熟個体で羽化して1日から2日と言ったところでしょう。
マルタンヤンマ♂未熟
ネアカヨシヤンマ♀未熟
その後は暗くなるにつれてネアカヨシヤンマが増えてきて、あちこちで飛び回っている状態です。あまりトンボが生息しているようには見えない場所ですが、こんなに多数のヤンマたちが居たとは興味深いです。
観察時期:6月下旬
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更新がだいぶ遅くなりましたが、6月に鹿児島県の薩摩半島と大隅半島に行ってきました。ホームページ用の標本採集、ミナミヤンマの生息調査、雑種や飛来種の調査などが目的です。
噴煙を上げる桜島
滞在期間の前半は晴れマークがありましたが、後半はずっと雨です。おまけに桜島も頻繁に噴火しています。
ミナミヤンマの飛翔
前半は薩摩方面に滞在しましたが、辛うじて晴れ間が出てミナミヤンマを観察できました。
ミナミヤンマ♂(黒化型)
ミナミヤンマ♀(淡条型)
ミナミヤンマ♀(濃条型)
山頂からの景色
ミナミヤンマは♀の翅斑変異はもちろん♂の腹部黒化個体なども観察。
止水域の様子
雑種や飛来種狙いで止水域にも行きましたがトラフトンボ♂が居たくらいで特に成果なし。池の周りの休耕田ではハラビロトンボが大量に居たのでギナンドロモルフを探しましたがそう簡単に見つかるはずもありません。
雲が低い
倒木
後半は大隅半島ですが線状降水帯が発生して大雨警報が出る始末です。宿から1日出れない日もありました。雨が止んでいる間は出かけますがミナミヤンマに良さげな林道はほとんど通行止めになっており、通れる林道でも倒木があり自力で撤去しながら進みます。
大型のトンボが飛ぶ路上
雨が降っていないところを選んで探索しますがミナミヤンマは見られず、ヤブヤンマとコヤマトンボだけは良く飛びました。
コヤマトンボ♂半成熟
コヤマトンボ♀未熟
屋久島や種子島のコヤマトンボは小型で黒化傾向が強いと図鑑類で記述があります。九州本土のコヤマトンボでも♂では腹部第5節の黄斑が消失し、第7節の環状斑も途切れる個体が居ました。胸部の黄斑もやや小さいように感じます。
池
マルタンヤンマ♀半成熟
結局最後の最後に寄った林道で土砂崩れで完全に道が塞がっている場面に出くわしてしまい、ミナミヤンマは諦めて宿近くの止水域でやることにしました。夕方前に到着するとオオギンヤンマ♂が縄張り飛翔していて、ネットを振りましたが空振りに終わりました。日が暮れるとヤブヤンマが複数飛び、マルタンヤンマも現れました。他にはキイロサナエやキイロヤマトンボなど流水域のトンボも飛来していました。
観察期間:6月上旬
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今年は暑い日が続きマダラヤンマの産卵や平地のオオルリボシの産卵活動はイマイチ。その代わりに夏のトンボがまだ頑張っており、ハネビロエゾトンボ、チョウトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボなど県内の終見記録(9月24日)に並びました。
県内のリスアカネは北海道の個体の様に翅端斑が薄い個体が散見されます。また、以前紹介した♂型♀は別の地点でも結構な割合で確認できたので県内では割と普通なのかもしれません。
マイコアカネは県中央部でも♀の翅斑変異が結構豊富。
ノシメトンボ♂とミヤマアカネ♀の異種間連結を確認。他にはマユタテ♂とマイコ♀の組み合わせも確認できたので種間雑種を探さなくてはなりません。
以下、マダラヤンマとリスアカネの動画(筆者撮影)です↓
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