ヒロオビオニヤンマ Anotogaster klossi Fraser, 1919
体長:95㎜~107㎜内外
成虫出現時期:4月下旬~10月上旬
分布:沖縄県(石垣島・西表島)
生息環境:河川源流域、湿地に付随する細流、流れ付近の路上や空き地
備考:腹部裏側の縞模様がかなり広がっているのが名前の由来。の体型も背面から見ると、くびれが殆ど無くオニヤンマとは異なる。
の翅の橙色斑もオニヤンマよりくっきりしている。
摂食飛翔は朝8時過ぎくらいから始まり、遅い個体では16時に採集したことがある。
産卵後の成熟は河川上空や尾根付近を素早く飛び摂食し、獲物を捕らえると付近の木の枝などに静止することもある。成熟
は湿地状の細流などをパトロールするが、尾根や谷底の上流域などを一直線に通過するのも見られる。
未熟 沖縄県(西表島) 2020月6月
半成熟 沖縄県(石垣島) 2019年7月9日
未熟 沖縄県(西表島) 2020年6月
成熟 沖縄県(西表島) 2022年6月
成熟 沖縄県(西表島) 2022年6月
未熟 腹部腹面
未熟 腹部腹面