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オニヤンマ Anotogaster sieboldii (Selys, 1854)【奄美個体群】
体長:90㎜~100㎜内外
成虫出現時期:6月中旬~10月上旬
分布:鹿児島県(奄美大島・加計呂麻島・請島)で記録がある。
生息環境:山地の河川中流域から源流域、淀み、流れ付近の路上
備考:(形態)本土個体群や沖縄島個体群に比べ縞模様が腹部裏側では広がり複眼も青みが強いのが特徴。
(生態)8月の観察では、朝の9時くらいに川の淀みで♂♀ともに摂食飛翔を行うのを観察した。7月の観察では、尾根筋の林道上で10時過ぎから活動が活発であった。未熟や半成熟個体は林道上の開けた場所で緩やかに往復して摂食飛翔し、産卵を終えた成熟♀は林縁の樹木周辺を出たり入ったり素早く往復摂食する。午前中の♀の摂食は10時台に集中していたが正午頃にも飛翔を確認している。
林道上を飛ぶ成熟♂は産卵後に摂食または休憩している♀を狙っており、林道の枝先など♀が止まっていそうな場所を時折見回りながら往復飛翔する。この時、一方向にやや長い距離を飛ぶことも多い。また、林道付近を流れる細流ではパトロール飛翔や産卵も行われる。
午後は16時くらいまでは断続的にパトロール飛翔が見られる。
それ以降、日が翳ってくると産卵後の♀が再び摂食を行うが、この時は♂も同じように素早く林縁を往復飛翔して17時台くらいまでは摂食が行われる。
基本的には晴れている方が良く飛ぶが曇りや小雨でも飛ぶ。
標高約200~400メートルほどの場所で見られることが多い。
♂成熟 鹿児島県(奄美大島)2020年8月
♂半成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♀成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♀未熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♂成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♀成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♀半成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♂成熟 腹部腹面
♀成熟 腹部腹面
♂成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♀未熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
オニヤンマの動画↓(筆者撮影)