ハネビロトンボ Tramea virginia (Rambur, 1842)
体長:51㎜~56㎜内外
成虫出現時期:4月下旬~11月下旬(八重山諸島では1年中記録がある)
分布:四国南部、九州南部、薩南諸島、奄美諸島、沖縄諸島、八重山諸島、大東諸島
生息環境:平地から山地の池沼、湿地、水田、畑、水路、尾根、路上
備考:後翅の付け根に褐色斑があるのが特徴。翅は全体的に褐色に煙る個体と透明な個体がいる。近縁種のヒメハネビロトンボも後翅付け根を中心に褐色斑が広がるが、本種の場合褐色翅斑を縁取るように橙色斑がある。褐色斑も橙色斑も個体により濃淡の差があるのでヒメハネビロトンボとの区別には注意が必要。額には紫色の部分があるがヒメハネビロトンボほど目立たない。未熟個体は腹部のオレンジ色みが強い。
♂は水域でパトロールし産卵にやって来る♀を待つ。生殖水域からやや離れた尾根や林道などでもパトロール兼摂食をする。林道では縄張り争いや、連結態で素早く飛び去っていく姿を見る。
交尾後は連結態のまま水域にやってきて暫く水域上を飛び回る。その後産卵に適した場所が見つかると連結を解いて1度打水後、再び連結する行動を何度か繰り返して産卵を行う。
南西諸島に多く、四国南部や九州南部までは定着しているようだが、移動性が強いようで本州でも風に乗って北上してきたと思われる個体が毎年のように採れる。
♂成熟 静岡県 2024年9月
♂成熟 静岡県 2024年9月
♂成熟 鹿児島県(奄美大島) 2022年9月
♂成熟 高知県 2023年9月
♂半成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♀成熟 沖縄県(西表島)2024年10月
♂老熟(翅斑発達型)沖縄県(沖縄本島)2018年7月
♂成熟 沖縄県(西表島)2020年9月
♂成熟 沖縄県(沖縄本島)2018年7月
♂老熟 静岡県 2016年10月
♂半成熟 鹿児島県(奄美大島)2024年7月
♂未熟 沖縄県(沖縄本島)2018年7月
♂老熟 沖縄県(西表島) 2021年4月
♀老熟 沖縄県(沖縄本島)2019年7月
♀成熟 沖縄県(西表島)2020年9月
♀成熟 沖縄県(沖縄本島)2019年7月
♀老熟 高知県 2023年9月
♀成熟 静岡県 2018年10月
♀未熟 沖縄県(沖縄本島)2019年7月
♀成熟 沖縄県(沖縄本島)2019年7月