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ヤンマ科 東北地方

マダラヤンマの成熟前の個体について

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国内においてマダラヤンマの成熟前の個体の観察例は少なく、図鑑類の記述もざっくりとしたものが多く、その生態は謎に包まれていました。

しかしながら8月21日、半成熟個体1♂を採集できました。採集した環境は、生息地の水辺から約10kmほど離れた谷津田。時間帯は日没時刻を完全に過ぎて真っ暗になってから、稲穂や地面スレスレを2~3頭の個体が飛んでいました。念のため翌早朝に同地へ赴くと、日の出時刻より前の薄暗い時間帯に同じように飛ぶ個体を確認できました。

羽化は7月下旬から始まるようなので、時期的には8月上旬が未熟個体の観察には適しているのだと思われます。

 

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