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ブログ ヤンマ科 関東地方

黄昏ヤンマの観察

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近年発見したポイントでは昨年の7月中旬に少数のマルタンヤンマ未熟個体を目撃していたので6月中に行けばもっとチャンスがあるだろうと考えて出かけました。

18時前に到着すると、いつもの路上の高空を飛ぶ1頭のヤンマを発見。翅が透明で腹部もくびれており一瞬オオギンヤンマかと思いましたが若いマルタンヤンマのようです。しばらく見ていると居なくなりました。茂みに入ったようです。入ったと思われるあたりを見に行くと薄茶色のヤンマが飛び出したので咄嗟にネットを振りましたが逃げられました。しばらく周囲を探しますが見つかりません。逃げた方角と逆方向を見に行くと、荒地の木立の横で狭い範囲を緩やかに往復飛翔する先程のシルエットを発見。6mの竿で何とか採集するとマルタンヤンマの未熟な♂でした。時間は18時過ぎです。まだ青みの一切ない完璧な未熟個体で羽化して1日から2日と言ったところでしょう。

マルタンヤンマ♂未熟

 

ネアカヨシヤンマ♀未熟

 

その後は暗くなるにつれてネアカヨシヤンマが増えてきて、あちこちで飛び回っている状態です。あまりトンボが生息しているようには見えない場所ですが、こんなに多数のヤンマたちが居たとは興味深いです。

観察時期:6月下旬

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