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今年は季節の進行が遅いようで(近年が早すぎる)5月半ばでも標高の高い場所ではかなりの量の残雪が見られる状態でトンボどころではありませんでした。
そこで大人しく平地を攻めます。5月9日はオオトラフトンボなどの羽化狙いで日本海側の湖沼群に行きましたが、アジアイトトンボが羽化ピークでオオトラフは抜け殻もまだ無いような状態でした。
数日間の低温日明けの5月13日は県中央部にある山際の平地の池へ。気温も上がりようやく不均翅亜目のコサナエの羽化を確認。エゾイトトンボも多数羽化していました。
コサナエ♀のテネラル
エゾイトトンボ♀のテネラル
エゾイトトンボのテネラルやオツネントンボが摂食活動するスギナの群落
翌日14日は再び日本海側の湖沼へ。到着が昼前になってしまいましたが湖岸を歩くと多数のテネラルなヨツボシトンボと数頭のオオトラフトンボが飛び立ちます。じっくり探すとオオトラフの抜け殻が複数見つかりました。もう少し早い時間に来るべきでした。
湖岸の菜の花群落ではアジアイトトンボやヨツボシトンボが集まってハチやアブを捕食しているシーンに出くわしました。オオトラフトンボもお花に埋もれて羽化しています。
羽化しているトンボもほとんど飛び立った後は昨年見つけたオオトラフ摂食ポイントへ行きましたが標高がやや高いため気温が低く残雪も多くトンボの気配は無しでした。
ヨツボシトンボ♂のテネラル
オオトラフトンボ♀の羽化
残雪
15日は前日と同じ場所へ。昨日の教訓を生かし9時に到着し岸辺を歩くとすぐにオオトラフトンボの羽化途中の個体が見つかりました。昨日より羽化個体と抜け殻の数は多く、20頭以上は羽化していました。この日は気温が一気に27℃くらいまで上がったので10時半くらいにはトンボたちの羽化は終わったようです。その後は付近の別の池も周りましたが不思議と何も見つかりません。既存のオオトラフ摂食ポイントよりやや標高が低い峠を見に行くもこちらもハズレ。
オオトラフトンボの羽化
16日は県中央部の山地の池に行ってみましたがやはり未だ残雪が多くトンボの羽化は見られません。
18日は県中央部の丘陵地にある池へ。10時くらいに1つ目の池を見ますがトンボの気配なし。2つ目の池の前で車を降りると高空をオオトラフトンボ♀が摂食飛翔しています。低くなってきたかと思うと南側の林へ消えていきました。居ることが分かったので池の岸辺を探します。すると抜け殻複数と羽化個体5頭、羽化後1日以上経過したと思われる未熟♀1頭が見つかりました。
オオトラフトンボ♂の羽化
オオトラフトンボ♀のテネラル
オオトラフトンボ♀未熟
観察期間:2025年5月8日~18日
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