マルタンヤンマ Anaciaeschna martini

*本ページにはプロモーションが含まれます

マルタンヤンマ Anaciaeschna martini (Selys, 1897)

体長:72㎜~82㎜内外

成虫出現時期:5月中旬~11月中旬(6月中旬~9月下旬に多い)、(遅い時期だと11月5日に目撃あり)

分布:岩手県以南の本州から奄美大島まで

生息環境:周囲に樹林があり抽水植物が繁茂した池沼、山沿いの河川上中流域の淀みやその付近の路上、河川敷

備考:黄昏飛翔性が強い。海沿いから山沿いまで広く分布しており、周囲に生息環境のない河川上流域でも黄昏飛翔が見られる。都市部にも普通に生息しており珍しいトンボではない。

未熟の♂は♀と同じような体の色をしている。

都内では夕方に交尾態が飛び去るのを何度か目撃している。黄昏では♂は早い時間に飛び始め♀はその間に産卵し、♂の飛翔が不活発になる黄昏終了前に入れ替わるように飛び始める傾向があるが、周囲の環境や天候によって異なる場合も多々ある。朝も摂食や産卵が行われる。

若い個体および成熟前期は直線的に素早く飛ぶことが多いが、成熟後期から老熟個体はゆったり飛翔することが多い。

秋が深まると日中に飛翔する姿も見られることがある。

 

♂老熟 東京都 2018年8月

 

♂成熟 東京都 2016年8月

 

♂成熟 東京都 2017年7月

 

♀老熟 東京都 2020年8月

 

♀成熟 東京都 2016年8月

 

♀成熟 東京都 2018年7月

 

♂成熟 茨城県 2014年10月10日

 

♀成熟 東京都 2014年7月12日

 

♀未熟 茨城県 2014年7月26日

 

*本ページはプロモーションが含まれております