クロスジギンヤンマ Anax nigrofasciatus nigrofasciatus

*本ページにはプロモーションが含まれます

クロスジギンヤンマ Anax nigrofasciatus nigrofasciatus Oguma, 1915

体長:67㎜~78㎜内外

成虫出現時期:3月下旬~11月中旬(4月下旬~7月中旬に多い)

分布:北海道から奄美大島

生息環境:近くに樹林のある池沼、湿地、貯水槽、河川敷

備考:春から初夏に多い。ギンヤンマと近縁な種類だが本種は胸部側面に太い黒色の筋がある。翅の形状もギンヤンマと比べて特に♀個体では先端が尖る傾向にある。

♂は成熟すると複眼と腹部斑紋が青くなる。♀は黄緑色だが複眼と腹部付け根の上部が淡く青みを帯びる。腹部の斑紋まで♂の様に青くなるタイプの♀も稀に採集されている。

発生周期は年一世代とされるが、秋にも若い個体が採れることがあるので一部は年二世代のようだ。

ギンヤンマの仲間の識別

 

♂成熟 東京都 2022年5月

 

♂半成熟 千葉県 2016年5月

 

♂成熟 濃色型 山梨県 2016年6月

 

♀半成熟 千葉県 2016年5月

 

♀成熟(額上部のT字斑が消失する個体) 東京都 2015年6月

 

♀老熟 青森県 2023年7月

 

♀成熟 埼玉県 2014年11月10日

 

♂成熟 埼玉県 2024年6月

 

♀成熟 青森県 2024年6月

 

クロスジギンヤンマの動画(筆者撮影)↓