カトリヤンマ Gynacantha japonica

*本ページにはプロモーションが含まれます

カトリヤンマ Gynacantha japonica Bartenev, 1910

体長:66㎜~76㎜内外

成虫出現時期:6月上旬~12月上旬(7月下旬~11月上旬に多い)

分布:福島県以南の本州から沖縄県(沖縄本島・慶良間諸島)まで

生息環境:周囲に樹林がある水田や湿地、浅い池、水域付近の路上、河川敷

備考:稲刈り後の乾いた田んぼのひび割れた土の隙間などに産卵する姿をよく見る。ネアカヨシヤンマやサラサヤンマ同様、湿土と樹林があれば産卵するようで、都区部にも生息している。未熟期は生息地付近の樹林内を歩くと複数の静止していた個体が飛び出してくる場面に遭遇する。大きな河川に付随する湿地などに生息していることもある。黄昏飛翔性が強い。

未熟な個体は複眼や胸部が肌色っぽいが、成熟するにつれて黄緑色になる。

南西諸島の個体は複眼の青みが強い。

カトリヤンマとリュウキュウカトリヤンマの識別

 

♂未熟 茨城県 2023年8月

 

♂半成熟 栃木県 2019年8月

 

♂成熟 埼玉県 2015年10月

 

♀未熟 東京都 2015年8月

 

♀未熟 茨城県 2023年8月

 

♀半成熟 栃木県 2019年8月

 

♀老熟 東京都 2022年10月

 

♀老熟 東京都 2022年10月