オナガアカネ Sympetrum cordulegaster 【飛来種】

オナガアカネ Sympetrum cordulegaster (Selys, 1883) 【飛来種】

体長

成虫出現時期:6月上旬~11月下旬(9月下旬~11月上旬に多い)

分布:北海道から沖縄県までの主に日本海側で記録がある

生息環境:平地の池沼、湿地、水田、水路、林縁、空き地

備考:国内での羽化記録もあるが多くは大陸からの飛来個体と考えられている。

一見ヒメアカネの様に額が白い赤トンボであるが腹部の形状や体型で容易に区別可能。♀は産卵弁が良く発達し和名の由来にもなっている。また複眼上部は見る角度によって灰色味がかる。

2018年は多数の個体が飛来し、数百頭の個体が確認できた。

雨で気温が低い日は一日中下草に止まってやり過ごしている姿が見られた。

アカネ属(赤トンボの仲間)の識別

 

♂成熟 京都府 2018年10月

 

♂半成熟 青森県 2023年10月

 

♂成熟(小型)青森県 2023年10月

 

♂成熟 青森県 2023年10月

 

♀成熟(赤化型) 京都府 2018年10月

 

♀半成熟(やや赤化型)青森県 2023年10月

 

♀成熟 青森県 2017年9月

 

♀成熟(基部翅斑発達型)青森県 2023年10月

 

♀成熟(基部翅斑発達型)青森県 2023年10月

 

♀成熟(翅斑発達型)青森県 2023年10月

 

♀成熟 青森県 2023年10月

 

♂成熟 京都府 2018年10月

 

オナガアカネの動画(筆者撮影)↓